母校の入学式で声帯摘出を告白したつんく♂がかかった喉頭がんとは？

昨年10月に喉頭がん再発を公表し、治療していた音楽プロデューサー・つんく♂が４日、母校・近畿大学の入学式に出席した。


出典元：オリコン

つんく♂は声帯の摘出手術を受け、声を失ったことを告白。
新入生への祝辞は文字でスクリーンに映し出された。

つんく祝辞全文はコチラ

祝辞はとても感動的なものだったが、入学式では、声が出ない代わりにギターをかき鳴らしたつんく♂の姿は心が痛んだ。

そこで、つんく♂が声帯を失うことになった喉頭がんについて調べてみた。

喉頭がんの発生率

喉頭がん発生率は日本では人口10万人あたり約３人。肺がんに比べると、その発生率は低い。
喉頭がん患者の96.5％が喫煙者であることから、禁煙によって予防しやすいがんであるといえるようだ。

男女別では10：1で圧倒的に男性がかかりやすい。
年齢的には20〜30代は少なく、60代後半がピークであるとされている。

喉頭がんの症状

代表的な症状は声がかれる、喉のイガイガなどの違和感。
喉頭がんは小さいうちから声がかれる症状が出るため、早期がんのうちに見つかりやすいという特徴がある。

がんが進行すると、血痰や痛みが出るようになり、さらに進行すると呼吸困難の症状も出てくるようになる。

喉頭がんの治療

喉頭がんの治療には、大きく放射線治療と手術療法の２種類がある。
手術療法は喉頭部分切除術と喉頭全摘出術があり、今回つんく♂は声帯を全摘出した。

喉頭がんの予後

つんく♂は声帯を全摘出したことで声が出なくなったと話しているが、リハビリなどによって代用音声を習得することで発声も可能である。

---

スポンサーリンク